早乙女凛子とホラーゲーム

「スゲェ、熊田さんがここにいるゾンビを全滅させたぜ!」




「本当にすごいよ。

まるで、漫画みたい!」




「僕たち、助かったんですね。

命びろいしたんですね」




「雄大、泣きそうな顔で、そんなこと言わないの!」




「そんなことで怒るなよ。

オレたちは仲間だろ?」




そう言って私に話しかけてきた蒼太の笑顔は、とろけそうなくらいに優しかった。




私は、そんな蒼太の笑顔を見てると、ドキドキして、蒼太から目をそらした。




このまま蒼太と目を合わせていたら、きっと蒼太に私の気持ちがバレてしまう。




私はそう思って、階段の上の方にいる熊田さんに目を向けた。