早乙女凛子とホラーゲーム

「みんな、弾切れか。

でも、心配するな。

ここはオレに任せてくれ!」




熊田さんはそう言って、大きな刀を中段に構えた。




「ゾンビたちは、ゾンビハンター熊田寅吉が倒す!」




熊田さんはそう叫んで、階段の上の方にいる二十体ほどのゾンビに向かっていった。




「あの人、本当に強いぜ。

あっという間に、何体のゾンビを倒した?

世の中には、スゲェ人がいるんだな」




「僕、あんな人ににらまれたら、怖くて、謝っちゃいそうですよ」




「悪いことしてなくても?

男のくせに情けないよ」




「でも、凛子さん……。

僕は、争いごとは苦手何ですよ。

だから、謝って済むならば……」




熊田さんの強さは異常だった。




熊田さんの刀は、次々とゾンビたちの首をはね飛ばして、ゾンビたちを動けなくしていった。




「やっぱり強い人はカッコいいぜ」




「そうだね。

オレは戦うことが苦手だけど、熊田さんみたいな人をスゴいと思うよ」




「蒼太は熊田さんを目指してもダメよ。

蒼太はどう見ても、草食系なんだから」