早乙女凛子とホラーゲーム

絶望的状況の中で、私たちに希望が見えた。




あのゾンビハンターと思われる人が、私たちを救ってくれるかもしれない。




だとしたら、私たちはあとほんの少しだけ、頑張らなくちゃ。




「雄大、下からくるゾンビたちは、きっとゾンビハンターが倒してくれる。

だから、上からくるゾンビを撃て!

時間を稼げ!」




海斗の緊迫した声が、工場内の階段に響いた。




「凛子、オレたちも拳銃で、雄大に加勢しようぜ」




機関銃にくらべて、拳銃は極端に弾数が少なく、威力もない。




でも、ほんの少しだけ、時間を稼ぐだけならば……。




私と海斗は拳銃を構え、ゾンビの頭を狙って撃ち始めた。