早乙女凛子とホラーゲーム

「みんな、最上階に行こうぜ!

最上階からこの工場を爆破して、蘇りの薬を作れなくしてやるんだ」




海斗が階段を上ってきて、みんなにそう言った。




「そうだね。

時間もないし、ミッションクリアを優先しなくちゃ」




「雄大、今度はみんなに迷惑かけないでよ」




「わかりました。

凛子さん」




「男は気合いと根性だからね!

雄大も根性みせて、海斗みたいなモテ男くんになるのよ!」




「凛子さん、それは難しいかも……」




「すぐにあきらめないの!

男でしょ!」




私はそう言って、雄大の背中をピシャリと叩いた。




「イテッ。

凛子さん、急に何するんですか?」




「闘魂注入よ!

雄大も気合い入れて、頑張れっていう意味なの!」




「話はそれくらいにして、上の階に行こうぜ」




海斗の言葉にみんながうなずいて、私たちは階段を上り始めた。