早乙女凛子とホラーゲーム

「うわぁ、また階段の下からゾンビたちが……」




蒼太がそう叫ぶと、みんなが階段の下の方に目を向けた。




すると、さっきよりも大群のゾンビたちが、
幅、二メートルの階段にぎゅうぎゅうと押しつめられているような状態で、
階段を上ってきていた。




「すごい数ね」




「この工場にいるゾンビの数は、推定千体だからな」




「どうするの?

戦うの? 逃げるの?」




「機関銃の銃弾が持たない。

逃げるしかないぜ」




「私たちは、上の階を目指すのね」




「そうだな。

でも、その前に、ゾンビたちに一発かましてやるぜ。

雄大、手榴弾を一発くれ」




海斗はそう言って、雄大から手榴弾を一つ受け取った。