早乙女凛子とホラーゲーム

雄大の背後にゾンビが迫る。




雄大は額に大粒の汗をかきながら、息をきらし、必死になって階段を上っていた。




ゾンビたちの群れは少しずつ雄大に近づいていき、ゾンビたちが手を伸ばせば、今にも雄大に手が届きそうだった。




「ゾンビたちと雄大が近すぎて、機関銃が撃てないよ」




私は最悪の事態に動揺していた。




ゾンビたちを狙って撃っても、その流れ弾が雄大に当たらないとは言い切れない。




だけど、このままじゃ雄大が、ゾンビたちの群れにのみ込まれる。




私の心臓がドキドキと音を立てて、止まらなかった。




絶対にヤバイ状況なのに、私にできることは何もないなんて……。