早乙女凛子とホラーゲーム

雄大は顔面蒼白で、震えながら手榴弾を手に取った。




もしも、失敗したらっていう弱気な気持ちが、少しだけ雄大にわき起こる。




でも、雄大はそんな不安をぬぐい去るように、叫びながら手榴弾の安全ピンを抜いた。




「僕はできる!」




雄大は勇気を振り絞って、手榴弾を階段の上から襲ってくるゾンビたちに思いっきり投げつけたつもりだった。




でも、雄大が投げた手榴弾は、力なく飛んでいって、
私たちからそれほど遠くないところにポトリと落ちた。