早乙女凛子とホラーゲーム

あの大型バスに乗り込めば、ゾンビの群れを突破できる。




私たちはそんな淡い期待を胸に、全力で走っていた。




私たち以外のプレイヤーも、そのバスに乗り込むために、たくさん走ってきて、バスの入口は混みあった。




「どけよ!

オレが先だ!」




「何するの!

私が先に来たのよ!」




「運転手、早くバスを出せ!」




「ゾンビたちがこのバスに寄って来たわ。

嫌だ!

早くしないとこのバスはゾンビに囲まれるわよ!」




バスに向かって走ってきたプレイヤーたちは、増大していく恐怖にパニックになって、騒ぎ立てた。




そして、バスの座席が半分くらい埋まったとき、
一人の男性プレイヤーが、バスの運転手に詰めよった。