早乙女凛子とホラーゲーム

私たちは浅田先生の巨大な工場の前に立ち、全員がミッションクリアに向けて、決意を固めると、
そっと工場のドアを開けて、中に入り込んだ。




「何、この臭い?」




異臭に気づいた麻美が最初に声を上げた。




「肉が腐った臭いだな。

こいつはゾンビたちの臭いだぜ」




「最悪ね、早くリアルな世界に帰って、癒し系グッズに囲まれたい」




「それで、『トキメキ逆ハーレム』をするんだろ?

凛子は何で、そんなのばっかり好きなのかな?」




「私の勝手でしょ。

蒼太は黙ってて!」




「静かにしろ。

誰か来る」




海斗がそう言うと、みんなが話すのを止めて、息を潜めた。