「それじゃ、雄大くんは一人ぼっちなのね」




麻美が泣いている雄大に話しかけた。




「僕、一人ぼっちです。

つらくて、さみしくて、悲しいです」




「それじゃ、雄大くんは、私たちの仲間になりなよ」




「本当ですか?

もし良かったら、ぜひ、仲間にして下さい!」




「雄大も今からオレたちの仲間だね」




「蒼太は、誰とでもすぐに仲間になるんだから」




「オレは凛子みたいに、ひねくれてないからさ」




「失礼ね。

私はひねくれてなんかないよ」




「それじゃ、雄大。

オレたちと一緒にミッションクリアを目指そうぜ」




海斗がそう言うと、雄大はうれしそうに涙を拭った。




「みなさん、ありがとう。

僕は、みなさんの足を引っ張らないように頑張ります!」