早乙女凛子とホラーゲーム

私たちが戦う一方で、ただ怯えて、逃げ惑うだけのプレイヤーもいた。




そんなプレイヤーは、ゾンビたちに背を向け、この世界の見えない壁の前で行き場を失い、泣いてた。




そんな臆病なプレイヤーたちにも、ゾンビたちは襲いかかる。




その腐った手を伸ばし、死臭を漂わせ、醜い顔でプレイヤーに目を向けると、
ためらうことなくゾンビたちは、プレイヤーの体にかじりついた。




「やめろ!

た、助けて!」




プレイヤーの悲痛な叫び声が辺りに響く。




私はそんな叫び声を耳にする度に、胸が張り裂けそうで苦しかった。