早乙女凛子とホラーゲーム

「大丈夫か?

きみも『ゾンビ街』のプレイヤーなんだろ?」




海斗が背が低くて太った高校生に声をかけると、
彼は急に声を上げて泣き出した。




「うわぁぁぁ、怖かったよ!

ありがとう!」




「高校生なのに、そんなに豪快に泣かないでよ。

こっちだって困るよ」




「確かに、こんなに豪快に泣く人は、いないかなぁ」




「まぁ、いいじゃない。

『ゾンビ街』のプレイヤーは、みんな仲間よ。

一人でも多く仲間がいた方が、心強いし」




「きみの名前は、何て言うの?」




海斗が背が低くて太った高校生に話しかけた。




「ぼ、僕は、山森雄大。

『ゾンビ街』のプレイヤーだよ」




雄大は泣きながら、私たちを見つめてそう言った。