早乙女凛子とホラーゲーム

緊迫した場面なはずなのに、鈍足な高校生の不格好さがコミカルで、
何故だか私は、緊迫感を感じなかった。




でも、鈍足な高校生とゾンビたちは、しだいに私たちに近づいてきて、私たちもゾンビたちと向き合うことになりそうだった。




「ゾンビは五体か。

人助けするには、ちょうどいい数だぜ」




海斗はそう言って、背中に背負っていた機関銃を両手に持って、
ゆっくりと構えた。




「やっぱり助けるしかないよね。

困ってる人が目の前にいるんだから」




蒼太はそう言って、海斗と並んで、機関銃を構えた。