早乙女凛子とホラーゲーム

〈 私がこの『ゾンビ街』に来て、唯一、良かったことは、頼りになる蒼太を知ったことかな? 〉




私は蒼太の背中を見つめながら、そう思った。




〈 命がけの悪夢の中で、私が今まで知らなかった蒼太を知れたことは、うれしい誤算だよ。

私、蒼太を見直したよ。

蒼太は、とってもカッコいい私だけの王子様だよ 〉




私たちがこの悪夢の世界から抜け出したとき、
私たちはこの『ゾンビ街』の世界を笑い話にできるかなぁ?




あのときは、大変だったって……。

あの悪夢は、本当にヤバかったって……。