早乙女凛子とホラーゲーム

「秀樹さんは、『ゾンビ街』から抜け出せない存在かもしれないけど、
私たちは違う。

『ゾンビ街』なんて、本当に最低よ。

私は『ゾンビ街』から抜け出して、また癒し系グッズに囲まれた生活に戻るの」




「凛子の言う通りね。

私もゾンビ街を抜け出して、『ときめき逆ハーレム』の続きをやらなきゃ」




「そうよね。

私、何だかやる気が出てきた」




「二人とも単純だよね。

スマホゲームって、そんなにおもしろいの?」




「蒼太にはわからないの!

蒼太は図書館で、本でも読んでれば?」




「凛子、むきになるなよ。

オレたちは、仲間だぜ」




海斗はそう言って、笑っていた。