早乙女凛子とホラーゲーム

「あんたの涙を見て、オレもヤル気が出てきたぜ」




秀樹はそう言って、上着の内ポケットから、青い液体が入った小瓶を取り出した。




「こいつは、ゾンビハンターだけが持ってる強力解毒剤だ。

まずはこれを飲みな。

これで、体内に入り込んだウイルスが死滅するはずさ」




秀樹はそう言って、海斗に強力解毒剤を手渡した。




「秀樹さん、恩にきるぜ」




海斗はそう言って、手渡された小瓶を開けると、強力解毒剤を一気に飲み干した。




「秀樹さん、これで海斗は助かるの?」




麻美が泣きはらした赤い目で、秀樹を見つめた。




「もちろんだよ。

オレはこの世界の助っ人だぜ」




「だけど秀樹さん、オレの傷口に着いちまってるウイルスはどうなるんだよ。

オレのせいで誰かにウイルスがうつっちまったら……」




「それも大丈夫だ」




秀樹はそう言って、また内ポケットから小瓶を取り出した。