早乙女凛子とホラーゲーム

どうしてゾンビみたいな存在が生まれたんだろうと私は思う。




人は生老病死の宿命を背負って生きているのに、死んでもまだ死にきれずにいるゾンビって、本当に醜い。




生きてることが一瞬の煌めきだとしたら、ゾンビたちはもう完全に光を失ってしまっている動けるだけのバケモノだ。




私は夢中になって、ゾンビの頭を狙って、拳銃を撃ち続けた。




そして私が放った五発目の銃弾が、ついにゾンビの頭を撃ち抜き、
私たちに襲いかってきたゾンビは全滅した。




私は緊張から解き放たれ、ふうと息を吐いて、拳銃を持つ手を下に向けた。




「海斗、大丈夫?」




迫りくるゾンビたちがいなくなってすぐに、
麻美の必死な声が部屋に響いた。




私は麻美のその声を聞いて、ゾンビに襲われた海斗に目を向けた。




すると海斗は、身体中のいたるところから血を流して、苦痛に顔を歪めていた。




私たちは、そんな海斗を放って置けずに、急いで海斗の元に駆け寄った。