早乙女凛子とホラーゲーム

「凛子、それって、本気で言ってるの?」




そう言った麻美の声は震えていた。




「凛子、ムチャだよ。

ヤツらの数は、半端じゃないよ」




蒼太も戦うことに消極的だった。




「やっぱり戦うしかないか……。

凛子の言うとおりだよな。

ビビってばかりじゃ、オレたちは生き残れないぜ」




海斗がそう言ったとき、私たち四人は、一斉にゾンビが溢れかえる道路に目を向けた。




ゾンビたちの動きは遅いが、その圧倒的な数で、ゾンビたちはうめき声を上げながら、
『ゾンビ街』のプレイヤーたちに押し寄せてくる。




「食わせろ!」

「食わせろ!」

「食わせろ!」




地を這うような不気味な声が、辺りに充満し、
私は恐ろしくて、息が詰まった。