早乙女凛子とホラーゲーム

「わかってるよ。

待って!

すぐに調べる!」




いつも優しい蒼太の顔つきが険しくなる。




ゾンビの群れはまるで洪水のように、『ゾンビ街』のプレイヤーたちに押し寄せていた。




「何だよ、これは?

オレたち、もしかしてここで全滅か?」




「私たち、いったいどうすればいいの?

逃げるの?

それとも、戦うの?」




「ねぇ、蒼太、まだわからないの?

私たちがいるこの世界はどうなっているの?」




私が声を荒げてそう言ったとき、蒼太がスマホから目を離し、私たちに顔を向けた。