私は背後に迫るゾンビたちに怯えながら、慌てて機関銃の銃口をゾンビたちに向けた。




「結構な数のゾンビが集まったね」




「蒼太、呑気なことを言わないでよ!

私たちはゲームオーバーの危機なのよ!」




「こうなったら、小細工なしで行こうぜ!

オレたちに迫ってくるゾンビたちは、片っ端から撃ち殺すんだ!」




そう言って海斗は、機関銃を乱射し始めた。




〈 海斗がウイルスをもらってるから、モタモタできない。

早くしないと、海斗がゾンビになっちゃうから…… 〉




私がそう思って、機関銃の銃口をゾンビたちに向けたとき、私の視界に床に倒れている瑞穂が映った。