早乙女凛子とホラーゲーム

「食わせろ!」

「食わせろ!」

「食わせろ!」




ゾンビたちは皆、同じ言葉をうめきながら、『ゾンビ街』のプレイヤーたちに近づいていた。




「蒼太、まだか?

早くしろよ!」




海斗が苛立ちながらそう言ったとき、私たちのうしろから、機関銃が乱射される音が聞こえ始めた。




〈 ついに始まったわ。

ゾンビたちとの戦いが…… 〉




私は機関銃の銃声を聞いて、振り返った。




するとそこには、怯えながら機関銃を乱射する『ゾンビ街』のプレイヤーたちと、そんなことはお構いなしに前に進み続けるゾンビたちがいた。




『ゾンビ街』のプレイヤーたちが、ゾンビを撃っても、撃っても、ゾンビたちはどこからともなく現れ、前に進み続けている。




「食わせろ!」

「食わせろ!」

「食わせろ!」




ゾンビたちのうめき声がしだいに近づき、増えてきた。




私はその状況にゾッとして、思わず蒼太に叫んでいた。




「蒼太、まだわからないの?

ヤツらはもう近くまで来てるのよ!

早くどうにかしないと……。

ねぇ、蒼太、早く調べて!」