早乙女凛子とホラーゲーム

至近距離からゾンビの頭だけを狙って撃たなくては、流れ弾が海斗に当たってしまうかもしれなかった。




ゾンビたちに近づけば、ウイルスをもらうリスクも増える。




でも私は、いてもたってもいられなくて、ゾンビたちに手が届くくらいの距離まで近づいていた。




近くの部屋から、機関銃の乱射音が聞こえてきて、私はそこに麻美たちがいることを知った。




海斗はゾンビたちに服をつかまれながらも、その腐った手を必死に払いのけて、前に進んでいた。




私が命をかける海斗の姿に胸をしめつけられているとき、すぐ近くの部屋の中から、麻美の悲鳴が聞こえてきた。