早乙女凛子とホラーゲーム

〈 機関銃の銃声だ!

やっぱりこの階に、麻美と瑞穂がいるんだ 〉




銃声を聞いた次の瞬間、海斗が猛然とゾンビたちの群れに飛び込み、
機関銃を乱射しながら、ゾンビたちをかき分けるように進んでいった。




「海斗、無理しちゃダメだ!

ゾンビたちにしがみつかれたら、終わりだぞ!」




蒼太が悲鳴にも似た声で、海斗に叫んだ。




私はゾンビの群れの中に消えていく海斗を見て、胸がドキドキして仕方がなかった。




確かにここで、ゾンビたちを一体、一体倒していったら、麻美たちのところにたどり着くのに、時間がかかる。




もしかしたら、そうしているうちに、機関銃の銃弾が切れてしまうかもしれない。




今の海斗の行動はあまりにも無謀だった。




ゾンビたちは今、海斗一人にターゲットを絞り、海斗を餌食にしようと襲いかかった。




「蒼太、私たちもゾンビの群れに突っ込むよ」




「凛子、そんなことしたら、オレたちまでウイルスをもらっちまうぞ」




「仕方がないでしょ。

仲間が危険なの!

私たちは、みんなを助けなくちゃ」