〈 ヤバイ……。

私、気づかれた…… 〉




麻美はドキドキしながら、迫りくるゾンビを見つめていた。




息を止めても、もう遅い。




機関銃を撃ったら、その銃声が、ゾンビたちを引き寄せてしまう。




〈 私は、どうすればいいの? 〉




麻美は決断を迫られて、機関銃を握りしめた。




そして銃口を迫りくるゾンビに定め、麻美は機関銃を乱射した。