早乙女凛子とホラーゲーム

麻美が息を止めてから、しだいに時間が過ぎていき、麻美は悶えるような息苦しさと戦っていた。




息を止めていなくちゃならないと思っても、人間が息を止めていられる時間には限界がある。




だけど、自分が息をしたら、ゾンビたちに見つかってしまう。




ゾンビたちに見つかってしまったその先にあるのは、ゾンビたちに食い散らかされた自分の姿だ。




麻美は息を止めているのに、限界を感じながら、今にも泣き出しそうな思いで、ゾンビたちを見ていた。




〈 もう限界……。

息が続かないよ……。

みんなゴメンね。

私はもう耐えられない 〉




麻美は絶望感の中で、大きく息を吸った。




でも、麻美が覚悟を決めたそのとき、廊下の方から、けたたましい機関銃の乱射音が聞こえてきた。




麻美は肩で息をし、呼吸を整えながら、その機関銃の乱射音を聞いていた。