早乙女凛子とホラーゲーム

部屋の中に入ってくるゾンビの数が、五体、六体と増えていく。




麻美はその様子を見ていると、自分が食べられるその瞬間が頭に浮かんで、震えていた。




麻美はもう、ゾンビたちと戦う気力もなく、逃げ場を求めて、キョロキョロと辺りを見まわしていた。




〈 臆病な私が、ゾンビたちと戦っても、負けるに決まってる。

私は、凛子や海斗とは違うから…… 〉




「食わせろ!」




肌が腐り、茶色く変色しているゾンビがうめき声を上げた。




麻美はそのとき、死への恐怖に怯えながら、必死に自分が生き残る方法を考えていた。