早乙女凛子とホラーゲーム

機関銃の銃弾を受けて、瑞穂の体が左右に揺れた。




麻美は、目の前にいるゾンビが瑞穂だと思うと、涙が流れて止まらなかった。




瑞穂は優しくて、臆病で、愛らしい女の子だった。




この『ゾンビ街』という最悪の世界で、初めてできた仲間だった。




それなのに……、自分は……。




麻美が放った銃弾が、瑞穂の頭部に命中したとき、
瑞穂は糸が切れた操り人形のように、床に倒れた。




麻美は瑞穂が仰向けに倒れた様子を見て、ヘナヘナとその場に座り込んで、泣いていた。




〈 私、瑞穂を撃っちゃった。

自分が助かりたくて、私は瑞穂を殺したの…… 〉




麻美は顔がグチャグチャになった瑞穂の死体を見ていられなくて、目を閉じた。




いったい自分は、何をやっているのだろうと、思いながら……。