瑞穂のゾンビが、ヨダレを垂れ流しながら麻美に近づいてきて、麻美の肩をつかんだ。




そのとき麻美は、死への恐怖に怯え、全力で瑞穂を突き飛ばした。




瑞穂のゾンビは麻美に突き飛ばされ、三歩ほど後退したが、それでもまた、麻美をにらみつけ、うめき声を上げた。




「食わせろ!」




麻美はその不気味な声を聞きながら、背中に背負った機関銃を手に取った。




殺らなくちゃ、自分が殺られる。




麻美は両腕を伸ばして、再び襲いかかってきた瑞穂のゾンビに向かって、機関銃を乱射した。