早乙女凛子とホラーゲーム

私がカーテンを握りしめて、体重をかけた瞬間、私がカーテンを縛りつけた机は、私の体重に負けて、動き始めた。




私はそのことにドキリとして、息をのんだが、
もう窓の外に投げ出された私の体は、部屋の中には戻れない。




私は、カーテンを強く握りしめながら、体が落下していくのを感じていた。




〈 あっ、私、墜ちる……。

私は地面に叩きつけられて…… 〉




私の頭の中に、最悪の状況が浮かんだとき、
カーテンを縛りつけていた机が、窓枠にぶつかり、動かなくなった。




その瞬間、カーテンを握りしめていた私の両手に強い衝撃があって、
それと同時に、私の体が落下していくのが、ようやく止まった。




私は呼吸を乱し、ドキドキしながら、足元に見える地面を見つめた。




ゆらゆらと頼りなく揺れる白いカーテンは、地面まで届いておらず、
私は地面に辿り着けない。




だからと言って、私はこのままこのカーテンにぶら下がってもいられない。




私が、どうしていいかわからないまま、四階の窓を見上げると、
そこにはおぞましい顔のゾンビたちが窓から私を見下ろしていた。




不意に強い風が吹くと、カーテンに頼りなくしがみついているだけの私の体が、静かに揺れた。




私は自分の体が風に揺られることに恐怖しながら、生きるための決断を迫られていた。




〈 三階の窓を蹴破って、もう一度、解毒剤倉庫に入り込むの。

私ならできるわ。

絶対に! 〉




私は白いカーテンを握りしめ、ゆっくりと下の方へと下りていった。