早乙女凛子とホラーゲーム

私はその窓から、眼下を見つめた。




ゆらゆらと揺れる白いカーテンは、長さが足りずに、二階と三階の途中までしかなかった。





このカーテンを頼りに、下に降りていっても、私は地上に辿り着けない。




それどころか、私が縛ったカーテンが、ほどけない保証もない。




ここにしか逃げ道はないと思っていた私も、このカーテンを頼りに、地上を目指すのは、無謀だと思った。




この頼りないカーテンは、きっと私を救えないって……。




「食わせろ!」




男のゾンビは私の目前に迫り、その他のゾンビたちも、次々と部屋の中に入り込んできた。




私はその光景を見て、心臓が破裂しそうなくらいドキドキしていた。




私は後先を考える余裕もなく、頼りなく揺れるカーテンを握りしめて、窓の外に身を乗り出した。