早乙女凛子とホラーゲーム

私は弾ぎれの機関銃を片手に、北側と南側から迫ってくるゾンビの群れを交互に見つめて、焦っていた。




このままでは、私はゾンビの群れに飲み込まれる。




そしたら私は、ゾンビたちに身体中を噛まれて、
肉を食いちぎられ、ウイルスをもらってしまう。




そうなってしまったなら、私はもうリアルな世界に帰れない。




蒼太や海斗や麻美と、笑って過ごしていた日々に、もう戻れないなんて、私は嫌だ。




絶対にあきらめちゃダメ。




完全にゲームオーバーになるまで、私はゾンビたちに抵抗し続けなくちゃ。




私は誰もいない四階の一室のドアを開け、その部屋に逃げ込んだ。




だけど、この部屋には、どこにも逃げ道はない。




私は一時しのぎだと知りながら、部屋のドアの鍵を閉め、そのドアから遠ざかった。




そして私は四階の部屋の窓から、外を見ると、
地上から十メートル以上あるその部屋は高すぎて、
とてもそこから飛び降りることはできなかった。