早乙女凛子とホラーゲーム

「海斗、オレの機関銃に弾が込められるまで、十分かかる。

それまで、どうにかゾンビたちを食い止められないか?」




ゾンビたちの輪はしだいに縮まっていき、輪の中心にいる蒼太たちに迫っていた。




「難しい注文だぜ。

十分後に、生きていられるかすらわからねぇよ」




海斗がそう言ったすぐあとに、海斗の機関銃から銃弾が出なくなった。




「海斗、まさか……」




「そのまさかだよ。

オレの機関銃も弾ぎれだ」




「そ、そんな……。

それじゃ、オレたちはどうすれば……」




「もう、破れかぶれで、ゾンビたちに殴りかかるしかないぜ」




「勝てると思うか?」




「負けるだろうな」




「つまり、オレたちはゲームオーバー……」




蒼太がそうつぶやいたとき、和真がオレたちに話しかけた。