早乙女凛子とホラーゲーム

そして私は、スマホの画面に映し出された地図を見ながら、麻美と瑞穂に言った。




「ここから東に五百メートル。

そこが、解毒剤倉庫がある場所よ」




私がそう言ったとき、瑞穂は不安そうな顔で私を見ていた。




「凛子さん、私、みんなに迷惑かけちゃいました」




「いいのよ、別に」




「私、みんなを危険な目にあわせちゃいました」




「仕方がないよ。

そう言うことだって、あるじゃない?」




「だけど、私って、すごく欲張りなんです。

私はこんなダメな女なのに、それでもゾンビにはなりたくないです」




瑞穂はそう言って、涙をポロポロとこぼしていた。




「凛子さん、お願いです。

私を助けて欲しいです」