早乙女凛子とホラーゲーム

「私たちには、やらなくちゃならないことがあるの!」




肌が腐った醜い二体のゾンビが、体を揺らしながら、私に近づいていた。




「ゾンビなんて、消えていなくなれ!」




私は二体のゾンビの頭を狙って、機関銃を乱射していた。




蘇った死者は、何のために生きるのか?




蘇った死者は、日々、人間らしさを失い、醜く朽ち果てていくのに、
知性を保つことにこだわり、人間になりたいという叶わぬ願いを持ち続けている。




〈 蘇りの薬は、悲劇を撒き散らす毒薬よ。

あんな薬は、この世からなくさなくちゃ 〉




私が放った銃弾は、ゾンビたちに命中はしていたけど、
なかなかゾンビの頭には当たらなかった。




〈 人は必ず死ぬの。

生きてるって、一瞬のきらめきなの。

そのきらめきをなくしたゾンビたちは、本当に醜い。

死者は星になって消えなくちゃ!

それが美学でしょ! 〉




私が放った銃弾が、二体のゾンビの頭に命中し、私たちの行く手に道が開けた。