早乙女凛子とホラーゲーム

「みんなもう少しよ。

もう少しで、ゾンビたちの輪の中から抜け出せる!」




私は自分の後ろを走っている麻美と瑞穂がいる方を振り返り、大きな声で叫んでいた。




海斗、蒼太、和真。

みんなが瑞穂を救うために、命をかけて必死に私たちを逃がしてくれていた。




だから私は、このゾンビの輪の中から抜け出し、全力で瑞穂を救いたい。




瑞穂をゾンビみたいな呪われた存在にはしたくないから。




あと少しでゾンビの輪の中を抜け出せそうな私たちの目の前に、二体のゾンビが現れ、私たちの行く手を遮った。




「食わせろ!」




ゾンビのうめき声が私にも聞こえてきて、私は何も考える余裕もないままに、機関銃を構えていた。