早乙女凛子とホラーゲーム

「生かして帰すな!」

「ヤツらを逃したら、知性の薬は手に入らない」

「ヤツらの肉を食いつくせ!」

「ヤツらにウイルスを撒き散らせ!」




銃声に混じって聞こえてくるゾンビたちのうめき声に、私はゾッとしていた。




もしもウイルスをもらってしまったならば、私もこのおぞましい集団の一員になってしまう。




このまま時間が過ぎていけば、瑞穂は発症して、ゾンビになってしまうかもしれない。




私はゾンビたちが機関銃で撃たれながらも、前進してくる姿を見て、
余計なことばかりが頭の中に浮かんで、息が詰まった。




〈 私たちは、人間よ!

おぞましいゾンビたちとは違う! 〉