早乙女凛子とホラーゲーム

「北側が一番、ゾンビが少ない。

あそこを突破して、ゾンビの群れを抜け出そうぜ」




「わかったわ。

私もそれがいいと思う」




「和真さんも、オレたちの作戦に協力してもらえませんか?」




「わかったよ。

あの手薄な北側だな」




「ヤバイよ。

ゾンビたちが、だんだん私たちに迫ってる!」




「私、怖いです……。

もうゾンビは嫌です」




「瑞穂、甘ったれるんじゃないよ」




弱音を吐く瑞穂に私は言った。




「私たちは、どんなことがあっても、ゾンビにはならないし、ゾンビには負けない。

私たちの運命をこんなおぞましいゾンビたちに変えさせない。

私はいつだって、私でいるの。

瑞穂だって、そうでしょ」