早乙女凛子とホラーゲーム

私たちがゾンビたちの存在に気づいて、警戒心を強めたとき、私たちにゾンビたちの低い声が聞こえてきた。




「『ゾンビ街』のプレイヤーは敵だ」


「奇跡の部落を生きて帰すな」


「『ゾンビ街』のプレイヤーを全滅させろ」


「ヤツらを食いつくせ!」


「ヤツらを食いつくせ!」


「ヤツらを食いつくせ!」




ゾンビたちの声は、あらゆる方角から聞こえて、私たちに緊張が走った。




「私たち、囲まれたよ」




「ヤバイぜ。

敵は相当な数だ」




「オレたち、逃げきれるかな?」




「何を言ってるの?

私たちは、どんなことがあっても、生きてリアルな世界に帰るのよ!」




私がそう言ったとき、私たちの西側にある一軒家の影から、ゾンビの集団がゾロゾロと列をなして現れた。




麻美はその不気味な光景を見て、悲鳴を上げた。




そして、私たちがゾンビたちを追い払うこともできないうちに、ゾンビたちは芳樹に襲いかかった。