早乙女凛子とホラーゲーム

「その機関銃は、皆さまがゾンビたちと戦うための武器です。

その機関銃で、ゾンビの頭を撃ち抜き、ゾンビの動きを封じて下さい」




「これって、本物の機関銃なの?」




機関銃を手にした麻美が驚いた顔で、みんなを見ていた。




「この機関銃、ズシリと重いぜ。

本物だよ。

さすがはドリーム社、やることがスゲーよ」




「この機関銃って、女でもちゃんと扱えるかしら?」




「大丈夫じゃないかなぁ。

ドリーム社だもの。

ちゃんと誰にでも使えるようにしてあるよ」




「ゾンビはウイルスを持っていて、ゾンビのウイルスは人間に感染します。

ゾンビに噛まれたり、引っかかれたりして負傷した人間は、ウイルスに感染し、自らもゾンビになってしまいます」




「王道な設定だな」




「そうね。

ゾンビに噛まれないように気をつけないとね」




「それから皆さま、これからこの『ゾンビ街』というソフトで、一番大切なことを皆さまにご説明します」




高藤はそう言うと、そこで言葉を区切って、みんなの顔を見まわした。