早乙女凛子とホラーゲーム

「皆さまに、この世界にいるゾンビの説明をします。

とても大切なことなので、皆さまはちゃんと聞いていて下さい」




〈 ついに、ゾンビの話ね 〉




私の体に電気のような緊張が走り、私は息をのんで、高藤の顔を見つめていた。




「この世界のゾンビは、音と人間の呼吸に敏感に反応します。

ですから、ゾンビから隠れようと思ったら、音を立てずに、息を止めて下さい。

そうすれば、ゾンビたちをやり過ごすことができます」




〈 音を立てずに、息を止めるのね 〉




私は高藤の話に小さくうなづいた。




「ゾンビは基本的に死にません。

元々が死体なのですから、ゾンビには死という概念がありません。

でも、そんなゾンビたちでも、動きを停止させる方法はあります。

ゾンビたちの動きを停止させるには、ゾンビの脳を破壊して下さい。

脳を破壊されたゾンビは、二度と動くことがありません」




私たちが高藤の話に聞き入っているとき、今度は私たちの目の前に、突然、機関銃が現れた。