早乙女凛子とホラーゲーム

私が目を向けたその先には、ヨダレを垂れ流したゾンビがいた。




知性を保っているとはいえ、ゾンビたちは人間を食おうとする本能が残っている。




この部屋で浅田先生に蘇りの薬を振りまかれた死者は七体。




気がつけば、その七体のゾンビすべてが、私たちの敵になり、私たちを食おうとしていた。




「どうする?

撃ち殺すか?」




「和真さん、この部屋には人間もいるから、機関銃は無理ですよ」




和真と蒼太が話している間にも、ゾンビたちはじりじりと私たちに近づいてきて、私たちを襲うチャンスを狙っていた。




「でも、撃つしかないだろ!」




「ダメですよ、和真さん!」




「食わせろ!」




一体のゾンビがそう叫んだとき、七体のゾンビが一斉に私たちに襲いかかった。