早乙女凛子とホラーゲーム

近くで銃声が鳴り響いたとき、私は心臓が止まるような思いがした。




いくら憎い相手とは言え、和真が放った銃弾は、人間である浅田先生に向けられていた。




私は浅田先生の死を予測して、息をするのも忘れて、浅田先生を見つめていた。




でも、乱射された機関銃の銃弾が浅田先生と亜矢子に当たりそうなとき、
突然、浅田先生の周りの空気が歪んで、浅田先生たちを狙った銃弾は、浅田先生の体をすり抜けた。




「機関銃を持って、私の命を狙うなんて、お前たちは『ゾンビ街』のプレイヤーだな」




歪んで透き通って見える浅田先生から声が聞こえた。




「『ゾンビ街』は呪われた街。

この街を呪われた街にしたのは、この私」




そう言った浅田先生が大きく目を見開いた。




「『ゾンビ街』のプレイヤーたち。

私は、お前たちをこの街から逃がさない。

お前たちは、この街の呪いに飲み込まれるのさ」