早乙女凛子とホラーゲーム

「浅田先生、どうか貴広を蘇らせて下さい!

私は貴広がいないと生きていけません。

どうか貴広に蘇りの薬をかけて下さい!」




「あなたの名前は?」




「祥子です」




「それでは祥子。

私に百万円を寄越しなさい。

そうすれば、貴広を蘇らせよう」




浅田先生がそう言ったとき、祥子は黙り込んだ。




その様子を見ていた私は、まるで時間が止まってしまったかのような錯覚に陥っていた。




願いを叶えたいのに、何も言わずに下を向いている祥子。




そして、その様子を顔色も変えずに、じっと見ている浅田先生。




私は二人の様子に違和感を覚え、何か嫌なことが起きそうな予感がしていた。