早乙女凛子とホラーゲーム

「信一……。

信一なの?」




信一は聞き慣れた美和子の声が、自分の名前を口にするのを耳にしていた。




信一は美和子の声に驚き振り返った。




するとそこには、生前と同じように笑っている美和子がいた。




「美和子!」




信一はそう叫んで、美和子が倒れている場所に走っていた。




「美和子!

本当に美和子だよな」




信一は瞳に涙を浮かべながら、美和子に話しかけていた。




「当たり前じゃない?

信一は、私のことを忘れたの?」




「忘れるわけないよ。

良かった……。

美和子が生き返って……」




信一と美和子の二人がよろこびを分かちあっているとき、
死神のような顔をした浅田先生が信一に近づいて、ボソリとつぶやいた。