早乙女凛子とホラーゲーム

「どうやらここが、蘇りの館みたいだ」




和真はそう言って、ボロボロの洋館を指差した。




その古くて白い洋館には、蔦が這っていて、今にも幽霊がでそうな雰囲気だった。




「ずいぶんとひどい場所だな。

本当にこんなところで、死者を蘇らせるのかよ」




「本当に不気味な場所ね。

和真さんの話が本当なら、ここでゾンビが大量に誕生するのね」




「つまり、すべての悲劇はここから生まれているんだね。

だとしたら、不気味な雰囲気は当たり前かも」




「私、怖いです……。

死者が蘇るなんて、信じたくないです……」




瑞穂がそう言ったとき、私たちの脇を黒いワゴン車が通り抜け、蘇りの館の前で止まった。