「蒼太、何か言った?」




私はそう言って、蒼太の頬っぺたをつねった。




「私はモテないんじゃなくて、相手を選んでるの。

そこが私と蒼太の違いなの!」




「まぁ、二人ともよせよ。

今はそんなくだらねぇ、話をしている場合じゃねぇだろ」




海斗はそう言って、私の肩をポンと叩いた。




「タイムリミットだってあるんだ。

オレたちは蘇りの薬を作っている工場を目指そうぜ!」




海斗のその言葉で、私たちはミッションをクリアするために、この家を出た。




呪われた存在を生み出す蘇りの薬。




その悪魔の薬を破棄するために。