早乙女凛子とホラーゲーム

「凛子、何見てんだ?」




康彦の日記を見ている私に、蒼太が話しかけてきた。




「康彦の日記を見つけたの。

この日記の中に、ミッションクリアのヒントがあったよ」




「凛子、ミッションクリアのヒントって……」




「蘇りの薬は、奇跡の部落の一番奥の山の中にあるの。

そこに蘇りの薬を作る工場があるのよ」




「それじゃ、その工場に行って、蘇りの薬をすべて破棄すればいいんだな。

意外と簡単なミッションだったね」




「蒼太は本当に単純ね。

ミッションがそんなに簡単なわけないでしょ!」




私はそう言って、康彦の日記を机の上に置いた。




「蘇りの薬を作っているのは、知性を持ったゾンビたちよ。

つまり、私たちが蘇りの薬を作る工場に行くってことは、ゾンビの群れと鉢合わせするってことなの」




私はそう言って、ため息をついた。




その工場には、いったい何体のゾンビがいるのだろう?




そのことを考えると憂うつだった。