早乙女凛子とホラーゲーム

「海斗、どうして撃ったの?

この人たちはゾンビだけど、知性があったんだよ」




「仕方がないだろ。

こいつらはゾンビだ。

こいつらに情けをかけたら、自分がやられる。

人間とゾンビは共存できねぇんだ」




「だけど……」




麻美はそう言って、悲しそうな顔で下を向いた。




「麻美さん、そんなに悲しい顔をしないで下さい。

私まで悲しくなっちゃいます」




瑞穂はそう言って、心配そうな顔で麻美を見ていた。




「瑞穂ちゃん、ゾンビって、本当に悲しい存在ね。

ゾンビたちだって、本当は人間に戻りたいのに、ゾンビたちはもう、人間には戻れないから」




「人間でいられるオレたちって、ゾンビから見たら恵まれているんだね。

オレ、今ままでそんなことを考えたこともなかったよ」




「ゾンビに同情するのはやめようぜ。

ゾンビは、オレたちの敵だ。

ゾンビに同情していたら、オレたちまでゾンビになっちまうぜ」




私は海斗の言葉にうなづくと、みんなに向かって話し始めた。