早乙女凛子とホラーゲーム

「食わせろ!」




康彦の母が黄色く濁った目を瑞穂に向けて、叫んでいた。




「お前を食えば、私は一瞬でも癒されるのさ。

ゾンビとして生きることは、苦痛を引き連れて生きるってことなんだ。

お前にはわからないだろ?

今から私が、わからせてやる!」




康彦の母がそう言って、体を揺らしながら、瑞穂に迫った。




「若い女を食う。

若い女を食う。

若い女を食う」




康彦の母は、まるで呪いの呪文を唱えるようにして、瑞穂に襲いかかった。