早乙女凛子とホラーゲーム

〈 毎日、十二時間も働かされてるの? 〉




まだ高校生の私には、十二時間の強制労働が地獄に思えて仕方がなかった。




「知性の薬に頼って生きてるオレたちは、呪われた存在なんだ。

知性の薬なしでは生きていけない。

知性の薬があるから、オレたちは人間らしさを残してる。

だけど、一日でも知性の薬を飲まなかったら、オレたちは終わりなんだ」




「ゾンビの姿になって生き続けるなんて、私なら嫌です。

知性があっても、ゾンビは人間じゃないです」




「黙れ!」




康彦が怒鳴ったとき、瑞穂はビクリとして、後ずさりをした。




「お前にオレたちの気持ちがわかるか!

オレたちは、絶望の中にいて、それでもまだ生きてる。

お前たちみたいな健常な人間がオレは憎い。

お前たちも、オレたちのようになりたいか?」